台風に地震…
災害続きで胸が痛みます。
心からお見舞いを申し上げます。
一日も早く元の生活に戻れますようお祈り申し上げます。
さて、発表会も間近になりました。
既に皆さんに諸注意などをお渡ししましたが、
よく受けるのが衣装についてのご質問。
どんなものを用意すれば良いのか、迷いますよね。
今日は靴についてのお話。
ピアノを演奏する時、特にペダルを踏む場合は
靴選びはとっても大切!
アスリートが靴を慎重に選ぶように、自分に合ったものを根気よく探していただきたいです。
どんな靴が良いのか?
という問いに、実は答えはないのです…(>_<)
ヒールの高さ、太さ、靴底の滑りにくさ(或いは滑り易さ)、材質も…
人によって良いものが違うので
色々試して、自分に合った一足を見つけていくしかありません。
世界のピアニストを見てみても色々です。
マルタ・アルゲリッチさんはバックストラップの靴をよく履いてらっしゃいますね。
ユジャ・ワンさんはびっくりするような高さのピンヒールですし
アリス・紗良・オットさんはなんと裸足!
演奏しやすければなんでもアリですね(^^;
ただ、ペダルの微妙な動きを妨げないようブーツはやめた方が良いと思いますし、
脱げやすいストラップの無いミュールもお勧めしません。
デザインも、あまりにもカジュアルすぎると洋服とチグハグになってしまって気分的に沈んでしまいますね。
あと足音がカツカツと響きにくい方が良いと思います。
私の場合ですが、
4〜5年前まではこちらをよく履いていました。
所謂パーティー用のパンプスです。
結婚式に出るときもよく履いています。
色が光沢のあるヌードカラーで何色にも合わせやすく
ヒールの高さ、太さともにペダルを踏みやすく安定していて
ストラップが足首を固定して脱げにくい。
ただラインストーンが災いしてスカートの裾が傷むことがあったり、
演奏中は問題なくても、決して歩きやすいとは言えず…
そこでこんな靴を三年ほど前に購入しました。
演奏ドレス専門店の、正真正銘のステージシューズです。
(タオルで作ったあずま袋に収納しています(^^)v)
シルバーはどんなドレスにも合う、と何かで読んで、
「ほんまかいな?」と、半信半疑で買ってみたのですが…
ホントに万能!!合わないドレスが無い!
購入以来演奏の時は殆どこれを履いています。
しかもこの靴、サイレントシューズといって、
靴裏にスエードが貼ってあり嫌なカツカツ音がしません!(そのため普通の道路は歩けません(^^;)
使われている革が良質で、インソールもかなりクッションが効いていて
履き心地が抜群なんです。
履き口がゴムになっていて脱げにくいのでアクティブな舞台にも適しています。(念のために付属のストラップも付いてるんですよ。)
ペダルを踏みやすいのは言うまでもありません。
演奏にしか使えないし、買うのもったいないかな…なんて迷ったのですが、むしろお買い得でした。
今年もこのシルバーの靴が良いかな…とも思っていたのですが、
なんとなく今回は光沢を抑えたいし、
また冠婚葬祭に使える黒い靴が必要になったので布製のものを探してみました。
コレ、信じられないくらい安かったのですが(^^;
作りが良くて、履き心地がかなり快適なのです。
インソールも柔らかいし(土踏まずに合わせてインソールを足す必要はありましたが)
立ち歩くのも楽なんです。
もちろんペダルも踏みやすい。
こういうシンプルでマットな質感のものも、衣装の邪魔をせず良いと思います。
ただやはり安い靴はカツカツ音が気になるので、靴裏に補修剤を塗って加工する必要があります。
これを履いて今年も頑張るぞo(^_-)O
演奏は身体をストレスなく動かすことが必須。
加えて靴を履く事で「良い演奏をするぞ!」と、気持ちのスイッチが入ると嬉しいです。
その為に靴選びはとっても重要!
ペダルを使う生徒さん達には、是非自分に合った靴を見つけていってもらいたいですね(^_^)
今週から本番の靴を履いてもらってペダルのレッスンをしています。
ペダルも素敵に踏めると良いですね♪
・・・番外編・・・
老人ホームなど、土足厳禁の場所にはこんなスリッパ履きます(^^)
サテンでちょっとドレッシーです。