恐ろしく暑かったと思ったら今日は涼しい…
涼しいのは良いんですが、体調管理が難しい今日この頃ですね。
さて、今日はちょっと固い話。
お金の話です。
よくピアノ(というか音楽系の)の先生の間で話題になる事
「発表会、赤字じゃない?」
これについては…
何を以って赤字と見なすのか、とても難しい事だと思います。
発表会を開く時は参加者から会費を集めます。
その会費で、発表会にかかる全ての費用を賄えるか?と聞かれると
私の場合、答えは「ノー」です。
発表会というものは、どんなに慎ましくしてもお金がかかるものです。
でも、会費で賄えないからイコール赤字か?と聞かれると
その答えも「ノー」だと思います。
発表会は生徒さんにとって自らの成長に欠かせない、とても意味のある事です。
同時に教室にとっても、とても意味がある事です。
発表会は生徒さんの表現の場であるとともに、
教室にとっても表現の場です。
何を大事にして、どんな信念をもって日々指導しているか、それを伝えることが出来る貴重な機会です。
だから「赤字だけど、赤字じゃない」のです。
会費は、会場(立地、規模、設備)、演奏時間、写真、スタッフ人数、準備にかかる労力などを考慮し、
どのくらいの価値があるか?どの程度なら相場か?という基準で設定しています。
なので今後会場等が変われば値上げもあると思います。
形のないものの価値を決めるのは難しいですね。いつも悩みます。
ボランティアでやっている訳ではない。
仕事としてやっているから、利益がないといけない。
でも、たとえ赤字だとしても、その程度によっては発表会は教室にとって目に見えない利益がある。
そう信じて突き進んでいます。
赤字だけど、赤字じゃない話