今月も色々なアートに心の安らぎをもらいました(^^)

偶然ですが、全て和物です。

 

まずは高校の友人、五十嵐朋子さんの個展。

会場はなんとお寺です!

広いお寺の中で、色々な場所に展示されていてまるで宝探し♪

彼女の絵は題材は現代物ですが、技法は日本画です。

 

次に戸栗美術館で、伊万里焼の展示。

展示物も素晴らしいけど、玄関に飾られた生け花も素敵だった!

 

最後は丸の内の静嘉堂美術館、お雛様と、貴重な着物、そして国宝の曜変天目茶碗を見てきました。

小さな振袖も可愛い☆

茶釜などの茶道具も。

 

私は子供の頃から

「日本人の私が外国の楽器で外国の音楽をやる意味ってなんだろう」

と、漠然と考え、疑問に思ってきたと思います。

特に、中村紘子さんのこれらの本を読んでからは、より強く。

日本人音楽家がが欧米でどんな過酷な経験をしながら地位を築いてきたか、

中には志半ばでリタイアした者も…

これらの本を読んで、そんな日本のクラシック界の歴史を知ったのでした。

 

いまだに、答えは見つかりません。

ホントに何なんでしょうね、日本人の私にとっての意味…

 

ただ、私がこの先もピアノを、クラシック音楽を続けていくためには

 

外国の文化を受け入れる心の「器」が必要なんだ、

その「器」を作るためには自国の文化を知る事が必要なんだ、

 

と気づいたのが、約6年前…

身内が亡くなったのがきっかけでした。

 

それ以来自分なりに日本の文化を学び始めて今日に至ります。

日本美術を鑑賞するのもその一環、

観ていると心が落ち着きます(^^)

日本の文化を知るとなると、同時に大陸からどんな文化が伝わったかという知識も必要になってきて、

結局日本を中心に世界への理解を深めることになる…

何だか話が壮大になってきましたが

 

要するに、足元をしっかり見ないと、遠くも見えてこないってことだと思います。

 

今まで通り、クラシック音楽の勉強に励むとともに

日本の文化への理解を深める、

そうこうしているうちに

子供の頃からの疑問も、答えが見えてくるんじゃないかなと期待しているんです(^^)

 

心の「器」、せっせと作り続けてみます。

自分の国を知ると、心の「器」ができる、と思う
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