ようやく寒さが和らぎ、狭い我が家の庭にも恵みが(^^)
いつも植えているパンジー、勝手に生えてきた雪柳、花瓶に生けると綺麗です。
青森からもらってきた庭桜はようやく開花!
これから春本番です。
さて、最近の読書感想を…
たくさんの作曲家の「修行時代」に焦点を当てたこの本を読みました。
登場人物はなんと65人!
面白いのは一般的に有名な人物だけでなく、その兄弟、子供達、親など、
また職業としての音楽家だけではなくアマチュアを貫いた人物など、
私としては馴染みがなかった作曲家も数多く取り上げられていました。
F.J.ハイドンの弟ミヒャエル、
J.S.バッハの4人の息子達、
W.A.モーツァルトの父レオポルトと息子クサーヴァー、
ものすごく有名…ではないけれど、音楽史に大切な作品を残しました。
こうした家族のつながりに光を当てるのもとても良いなと思いました。
また、音楽史の参考書としても、ダウランドやモンテヴェルディの時代からバーンスタインや武満徹の時代まで網羅しているので、
政治的な変遷、教育的環境の進化など、俯瞰する事ができました。
何より「多感な若い時代がその後を決める」というのはいつの時代も変わらないな〜と思いました。
比べるのも恐縮すぎますが、
私自身を考えても、10代や20代で経験した事は
その後の人生、特に仕事における在り方の土台になっています。
もちろん中年となった今も現在進行形で進化しようと頑張ってはいますがp(^_^)q
あくまでも若い頃作った土台の上で努力している、といった具合です。
高校まで地元の公立学校だった事、
武蔵野音楽大学で初めて音楽漬けの毎日を送った事、
途中で音楽漬けが嫌になって色々な分野を摘み食いした事、
音楽でもピアノ以外に歌やダンスに力を入れた時期がある事、
ピアノのソロよりも伴奏が好きになった時期がある事、
大学卒業後にごく普通の事務職を経験した事、
勤め人時代にアマチュア音楽家の方とたくさん共演した事、、、
全てが今に繋がる「修行」でした。
ただ夢中になって生きていただけですが(^^;
その頃吸収したことって怖いくらい身体と心に染み付いてますね。
現在、思春期の生徒さん達が教室に通ってますが、
将来に繋がるたっくさんの経験をしてほしい。
ピアノ教室での体験も
その後の人生の土台になるといいな、と思って接しています♪
もちろん小さい生徒さん達も!
皆さん、ここでの経験が人生の宝物になりますように☆