今日で5月も終わり、

なんて時が流れるのは早いのでしょう…

庭には黄色い花がたくさん咲いて

弱々しくて心配していた撫子もやっと花を咲かせました。

 

私はというと、なかなか風邪の後遺症?から脱却できず

体調的に、すごく悪いわけじゃないけど慢性的に少し悪い、

「低迷期」とでも言いましょうか、何とか自分を奮い立たせて1ヶ月過ごしました。

どんなにしんどくても、レッスンをすると途端に元気になりパワーが漲ってくるのが不思議☆

ピアノを教えるのは私の生きがい、アイデンティティなんだなと実感しました。

 

さて、こんな中でも今月は素晴らしい芸術に触れることができました。

 

まずはNHK交響楽団定期公演、

会場周辺でタイフェスが開催されていて会場に辿り着けるか心配でしたが

係員さんの丁寧な誘導で無事NHKホールへ。

指揮は男前なファビオ・ルイージさん。

この公演はいただきもののチケットでしたが、私にはお目当ての曲目がありました。

レスピーギのローマ三部作、

「ローマの松」

「ローマの噴水」

「ローマの祭り」です!

期待通りのキラッキラで輝くような演奏♪

限りなく明るい管楽器、波打つような弦楽器、目にも楽しいバラエティあふれる打楽器、鍵盤楽器まで!

色彩豊かな煌びやかな響き、これピアノで真似したいなぁ…

会場も大盛り上がりでした。

カーテンコール後に、帰り支度を始めてもまだ拍手がおさまらない、

コンマス(マロさん)とマエストロだけ最後に出てきてくださいました。

このコンサートは最終曲が終わった後のカーテンコール以降は写真撮影可能でした。

時代は変わりましたね…

おかげさまで写真に収めてきました。

オーケストラの響きを、久しぶりに全身に浴びて

浄化された気持ちになりました。

 

さて、もう一つの芸術鑑賞は演劇、

パルコ劇場で上演の「ハムレットQ1」です。

大切な友達が出演しているので、観に行きました。

滝が流れ落ちるような怒涛の台詞の嵐…

無駄を削ぎ落とした台本、演出、そして舞台美術、

人間の良い感情も悪い感情も一気に伝播して…いやー役者さんってすごい。

台詞のリズム、声色、エネルギー…「語る」というのも、一つの音楽の形なのだと思いました。

もちろん身体表現も素晴らしかったです。

貴重な舞台を観に行けてよかったです。

 

体力が落ちている時は、アウトプットが少し難しいです。

今月触れた演奏や演劇が、自分の仕事や演奏、生活に活かせるのは少し先になるかもしれません。

でも素晴らしい芸術は絶対人生のどこかで役に立つと信じています。

その時が来るまで…とりあえず体調管理に励みます(^^)

 

5月の芸術鑑賞
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