ずっと観たくて仕方がなかった映画、
『ダンシング・ベートーヴェン』をついに観てきました!!
都心の映画館ではほぼ上映終了してしまっていましたが、なんと新百合ヶ丘のアルテリオ映像館で1日1回のみ上映していたのです。
地元で観れるとは、なんたる幸せでしょう(^^)
作品の詳細についてはこちら、オフィシャルサイトを…→☆
「現代バレエ界の魔術師」と言われたモーリス・ベジャール、彼の振付作品は残念ながら舞台で観た事はないのですが、
これまで映像で見た『ボレロ』や『春の祭典』は圧倒されました。
音楽を理解し尽くした振付、
人間とは…生きるとは…命とは…
考えさせられます。
『ダンシング・ベートーヴェン』は長らく上演されなかったベジャール振付作品『第九』を、多国籍のダンサー、オーケストラ、エキストラ、合唱団で上演するな一大プロジェクトを追ったドキュメンタリー映画です。
ダンサーの圧倒的な身体表現、
音楽の迫力、
また表現者でもあり、生身の人間でもある人々の素顔、
目を離せなかったです。
ダルクローズ・リトミックを学んでいる身としては
ダンサーが音楽を身体で表現する様を見て、本当に勉強になりました。
映画の最後に、インタビュアーのマリヤ・ロマンが私達にある事を真っ直ぐに語りかけます。
(ネタバレになりますので、詳細をここに書く事は避けます)
踊りよりも音楽よりも、実はこのラストが一番印象に残りました。
限られた人生、私は私の手で何を創り、何を残していこうか、
私が今自分の手で行なっている事は価値のあることだろうか、
これから創り上げていこうと思っている事は世の中のためになる事なのだろうか、
自分を省みながら、映画館を後にしました。
最近こういった映画を観てなかったのですが、
近所にせっかく珍しい作品を上演してくれる良い映画館があるのだから
もっと観よう!と思いますo(^o^)o