先日とある会場で友達と演奏をさせていただきました。
その会場は一言で言うと「命の現場」です。
大袈裟なようですが…でも実際行ってみて、そう思いました。
そういった場所で演奏する際、演奏前は独特の緊張感がありますが…
今回演奏後、なんとも言えない爽やかさを感じました。
演奏することで自分の心が浄化されたように思いました。
演奏の場を与えてもらったことに心から感謝しました。
演奏の勉強をしているとついつい「自分をよく見せる」事を意識してしまうことがあります。
でも…それって愚の骨頂だな、つくづく思いました。
音楽は自分を飾り立てるためのギラギラした装飾品ではなく、
自分と誰かの心を通わせるための一種の「コミュニケーションツール」なのだと思います。
あらゆる地域において、古い時代多くの音楽は「神に捧げるもの」でした。
願いを伝えたり、感謝を表したり、許しを乞うたり…言葉を交わせない存在と心を通わせるためのものでした。
それは今の世も同じ。
人と人の心を繋ぐ、言葉にならないコミュニケーション、
そのための音楽。
自分が何を伝えたいか、相手にどう伝わるのか、自分がどう感じるか、相手にどう感じてもらえるか、
それが大事なんですね。
今回の会場で演奏できたのは長年のお友達のお陰なんです。
良い相方が居てくれて、私は恵まれていますね。
音楽の本質を教えてもらった気がします。
また機会があれば、「命の現場」で、演奏できたら幸せです。
「命の現場」にて…