この一月半ほどの間は体調に波があり少々低空飛行でした…
風邪が風邪で終わってくれない。
元気になったとはいえ自分はまだ手術から一年も経っていないんだな、身体が前とは違うんだなと思い知った日々でした。
そんな中でも日々のレッスンで生徒さん達からエネルギーをもらって、笑顔で過ごすことができました。みんなありがとう
また、この間はスペシャルなことも色々ありました
先月は新幹線に乗って姉と共に青森に
着いたらまず駅ピアノ♪弘前駅のピアノはとても柔らかく優しい響きで弾いていて癒されます。
乗り換えの合間でしたので、さっと弾いて立ち去ろうとしたら地元の方から「もう終わりだべか?」と惜しんでいただいて嬉しいやら恥ずかしいやら
こんな旅先の交流も心が温かくなりますね
青森行きの最大の目的は祖母に会うこと、
一世紀近く生きている90代後半の祖母、今でも元気で生命力に満ちています。
古いアルバムを見せてもらいながら貴重な話聞き、
そして今回はなんと祖父の戦時中の持ち物まで触らせてもらい…これには思わず涙が出ました。
祖母と祖父が戦争を生き抜いてくれたからから母が産まれた。そして今私と姉がいる。
命の重みを感じました。
祖母は思い出話が好きですが、かといって過去に生きているのではなく今現在も力強く生きています。
この年齢になっても頭と身体を使う生活を送っていて、怠け者の私は頭が下がるばかりです。
また、同居の叔父と叔母も本当に良くしてくれて、何から何までお世話になり有難い気持ちでいっぱいの滞在でした。
祖母の家でもピアノを弾かせてもらって
用意していた何曲かを披露した後はリクエストタイム
祖父が好きだった歌謡曲、母が好きだったミュージカルの曲、祖母の幼い頃の思い出の曲など、
リクエストされるがままにとにかく弾きまくりました
メロディーが出てこない時はすかさず姉が出だしを歌ってくれて、姉と妹の連携でした
私のピアノに合わせてみんなで歌ったりして、まるで歌声喫茶でした(^^)
音楽は目に見える形はないけれど、
人の琴線に触れ、言葉にならない感情を呼び起こし、そして人を笑顔にできる、
改めてすごい力を持っているんだなと思いました。
最終日にも、駅まで見送ってくれた叔父叔母の前で、
私なりの感謝の気持ちをこめて駅ピアノを弾いてから電車に乗りました。
私はあまり気も利きませんし、役に立つ知識もありませんが、
ピアノという言葉を持っている、ピアノで気持ちを伝えられる、
だからピアノでもっともっと周りを笑顔にしていきたいと思いました。
麗しい岩木山、大好きな景色です。
自然のエネルギー、そして長寿の祖母のパワフルで温かいエネルギー、叔父叔母の優しさをもらって、、
心のガソリンを満タンにした旅でした