豪雨、台風、そして地震…
今年は本当に災害が多いです。
北海道でも多くの方々が被害に遭われています。
母や祖父母のゆかりの地である北海道、
何か自分にできることがあれば…と思わずに入られません。
さて、発表会の本番は刻一刻と迫っています。
今日は発表会の衣装について、洋服編です。
衣装選び…本当に大変ですよね。
何人もの人が出る発表会では周りの様子も気になりますし…
当教室では
「平服でオッケー!但しジーンズなどはダメ!」としています。
親御さんが皆さん常識のある方で、ちゃんとTPOに合わせたものをご用意いただいて本当にありがたいです。
男の子はシャツとズボン、
女の子はワンピースやドレスなどが多いかな?
昨年は曲のイメージに合わせて、パンツスタイルの女の子もいましたね。
みんな似合っていて微笑ましかったです。
演奏の洋服選びのポイントを少しお話します。
まず一にも二にも「動きやすい」もの!
どんなにお洒落でも演奏時の動きを妨げてしまっては話になりません。
あ、いくら動きやすいからって部屋着のようなものは避けねばなりません、それは大前提として…
選ぶ際に特に注意したいのが腕周り。
フォーマルな服には腕がキッチリし過ぎて動きにくいものが多い。
本番前に必ず着用して弾いてみて、動きをチェックする必要がありますね。
腕が楽な方が良い…という訳で
女性はノースリーブを着る事が多いです。
でも私はノースリーブが嫌いで…(^^;
腕が太い(>_<)という事もあるのですが、
元々寒がりだったのが近年更に冷えやすくなり、
冷えによって動きが鈍くなるリスクが高いのです。
この数年は必ず袖付きのドレスや羽織を選んで、肩や腕をカバーしています。
購入する際は必ず試着して腕をグルグル回してチェックしています(ちょっと変な人に見えますね(^^;)
探せば動きやすい袖付き衣装は結構あるんですよ。
女性ピアニストでもジャケット着用ですカッコ良く決めてる方も結構いますね。
憧れます(^_^)
またペダリングの動きを妨げないよう、あまりにもタイト過ぎるスカートは避けた方が良いかと。
私もフレアスカートか、細身のものはストレッチの効いた素材や後ろにスリットのあるものを選ぶようにしています。
一般的には、ピアノ演奏時は足を開いているのでひざ下の長め丈が良いと言われていますね。
靴の時も例を出したユジャ・ワンさんは超ミニスカートですが(^^;
まぁ彼女の場合はそれも含めて彼女のスタイルですし、魅力的なので良しとするのでしょう。
最近は女性でもドレスパンツで演奏される方もいますね。
ユリアンナ・アヴデーエワさんのようにジャケットとパンツでクールに決めるのも素敵です。
私は足が短いのでパンツスタイルはイマイチで…似合うのがなかなか見つけられないのですが、動きやすくて良さそうだなぁ〜と思います。
私はいつも店員さんに「演奏で使います」と伝えてから選んでいます。
そうすればお店の方も動きやすいのを選んで持ってきてくださいますよ(^_^)
ピアノ演奏に適したデザインは…これはもう個人の好みによりけりですね。
曲のイメージにもよりますし。
装飾の多いゴージャスなものを選ぶ方もいますし、
シンプルなのを好む方もいます。
個人的には、ピアノは楽器自体が大きくて華やかなので、衣装は少しシンプルなのが良さそうかなぁと思います。
でも本当に人それぞれでなので、着ていて嬉しくなるものが一番ですね。
ちなみに歌い手さんは身一つですので、華やかな方が良いと思います。
大きな会場ではライト負けしないよう光沢のあるもの、
小さな会場ではお客様に細部までよく見えてしまうので縫製の良い生地のしっかりした物が素敵に見えますね。
ちなみに学生さんは制服でも良いと思います。制服は一番の正装ですしね。
但し着崩してはいけませんが…
衣装だけで本が一冊書けるくらい、奥が深いものですね。
演奏は衣装も含めて「表現」だと思います。
個性を大事に、衣装選びも楽しんでもらいたいですね。