ニュースで連日被災地の様子が伝えられています。
本当に心が痛みます。
どうかこれ以上被害が拡大しませんように、
そして早く元の生活に戻れますように、
祈ることしかできませんが…
さて、衣装について書いてきましたが、
最後に私の子供時代の思い出を少し書きます。
私が子供の頃は今のような良心的な値段の子供用ドレスはほぼ皆無で、
発表会となると親にとって衣装代だけでも相当な負担だったと思います。
ましてや姉妹でピアノを習わせていた私の親は、本当に大変だったでしょう。
そんな中、曲のイメージに合うものをいつも用意してくれました。
毎年違うものを買うのも大変ですので、
一度着たものにレースやビーズ、スパンコールなど装飾を縫いつけてアレンジしたり、
時にはドレスを真っ二つに切ってリメイクしたり…
発表会前は母はいつも夜なべして作業していた気がします。
当時髪が短かった私はよく母の手作りカチューシャを着用していました。
家にはリボンやレース、ビーズがストックされていたものです。
習っていた先生が少々派手好きで(^^;
そうした面でも衣装には苦労したと思います。
少しでも華やかにと頑張っていました。
私もそういう母を見ていたからか、
演奏用のアクセサリーを自分で手作りすることがあります(^-^)v
友達の結婚パーティーに、手持ちの服にレース縫い付けて出席したこともありました。
使い回しし易いアイテムを組み合わせてアレンジを楽しんだり…
たとえちょっと地味でも、あまりお金をかけられなくても…
工夫すれば素敵に装う事は出来る、
そして演奏するときには素敵に装うよう努めなければならない、
という事を母から教わった気がします。
発表会で生徒さんの衣装を見ると
親御さんの愛情を、そしてご苦労を感じます。
忙しい日々の中、衣装をご用意いただいてありがたいことです。
親御さんが愛情込めて用意した衣装を、
お子さん達はきっと大人になっても覚えていると思います。
私も母が用意した衣装は一つ残らず覚えてますので(^^)
遠い日の、思い出話でした。