テレビで、ですが
とても良い演奏を聴きました。
バリトン歌手、ディートリヒ・ヘンシェルさんの
「An die Musik」
シューベルトの有名な歌曲です。
日本では「音楽に寄せて」「楽に寄す」などの題名で親しまれています。
純朴で、ただひたすら音楽と芸術への感謝を述べた歌です。
この歌を初めて知ったのは高校の音楽の授業でした。
ごく普通の都立高校でしたのが、不慣れなドイツ語でクラスのみんなで歌った思い出があります(^^)
第一印象は…退屈な曲…でした(シューベルトさんごめんなさい!)
同じシューベルトでも「魔王」のようにドラマチックではなく
「ます」のように軽快でもない…どう楽しんで良いやら…
まあ未熟すぎて良さが分からなかったのですね(^^;
時は経ち、私も少しは色々な事を経験したからでしょうか?
今日この曲を聴いて涙がこぼれました。
音楽という、形のない、価値の明確でないものを仕事として行うのに
少なからず悩んだ事も多々ありました。
でも…
音楽があるから、音楽に助けられたから
やっと乗り越えられた…という事も、多かったように思えます。
音楽を語るにはまだ未熟すぎますが、
でも自分が音楽をやってきた、そして今も仕事としてしている答えが、この歌の中にありました。
音楽よ、ありがとう。
音楽を仕事としてできることに感謝して、
教室の生徒さんに達とっても、音楽が生きる拠り所になるように
心を込めて、仕事しよう!o(^-^)o
An die Musik