クラシック音楽のコンサートはどんな楽器ものでも好きな私ですが、

この夏は何故かパイプオルガンばかり聴いております♪

 

まず夏の初めに、池袋の立教大学のチャペルコンサートへ。

煉瓦造りの趣あるチャペルに自然光が差し込み、温かい気持ちになりながら聴きました。

松居直美さんの演奏でしたが「美しい音楽で聴衆の心を癒し、安らぎを与える」という、

何というか、音楽家としての使命といいますか、気迫を感じるコンサートでした。

個人的にはメンデルスゾーンの演奏が印象的でした。

昨年練習したメンデルスゾーンのフーガ、もう一度勉強して弾いてみようかな…

大学のホームページに、配信のリンクが載っていますので動画でも雰囲気を楽しめます。

 

お次は多摩センターの恵泉女学園大学で行われた、

こちらもチャペルコンサート。

なんとショパンなどのピアノ作品をパイプオルガンで演奏するプログラム!

これは聴き逃せないと、勇んで行きました。

伊藤順子さんの、華やかでアイディアに満ちた演奏。

ピアノの詩人と呼ばれるショパンの作品をオルガンで演奏というのは、

好みが分かれるところかもしれませんが、

私は…もう目から鱗と言いますか、

よく知っているはずの曲なのに、新しい発見の連続で

心から楽しみながら聴きました!

すっかりファンになってしまい、帰りには伊藤さんのCDも購入させていただきましたよ。

 

チャペルコンサートは演奏時間が短く、

チケット代もとてもお安いか、又は任意の献金のみだったりするので

気軽に行けて良いですね。

また、教会という環境が、

クラシック音楽の原点と言えるキリスト教の文化を肌で感じられますので

コンサートホールとはまた違った感覚で音楽を楽しめました。

 

さて、最近ではサントリーホールのコンサートへ。

夏休み限定のとても楽しいイベント!

「オルガンZANMAI!」です♪

小ホールで行われたポジティフオルガン(小型オルガン)のミニコンサートと

大ホールの、オルガンと朗読による「オペラ座の怪人」を聴きました。

初めて見るポジティフオルガン、装飾が美しい!

格調高い小ホール「ブルーローズ」の雰囲気にもぴったりです。

開演前に楽器を撮らせていただきました。

バロックを中心とした25分のミニコンサート、

栗田麻子さんの演奏でした。

お若い奏者ですが、旋律の歌い回しなどの音楽的センスが素晴らしく

美しく繊細な演奏を楽しみました。

栗田さん、大注目です!今後の演奏会をチェックしよう…

「オペラ座の怪人」は私の大好きなミュージカルの一つでして…

ホワイエの見事なシャンデリアに見惚れつつ、ワクワクしながら大ホールに入りました。

オルガンは大木麻理さん、朗読は浦井健治さん、という出演者2名のステージでしたが

何という重厚さと言うか、エンターテイメント性と言うか…すごく濃い内容でした。

演出とオルガン編曲も良かったのでしょうね、

ガストン・ルルーの原作に近い台本で、照明も駆使して、

とても美しい世界観でした。

カーテンコールではスタンディングオベーションでの大喝采でしたよ♪

これ是非再演とか、地方巡業とかしてほしい…今回限りの上演では勿体ないです!

 

こうして文字通り「オルガン三昧」の私の夏ですが

間を開けず連続して聴く事で、それぞれの奏者の個性…のみならず、

それぞれオルガンの個性、またこの楽器が秘めている可能性など感じられたかなと思います。

パイプオルガンコンサート、心の底からお勧めします♪

 

ちなみに…

これらのコンサートでは感染防止対策のため

スタッフさん達がものすごく尽力なさっているのを感じました。

出来ることは全て行い、安心安全に最高の音楽を聴衆に伝える!という

使命感を感じました。

そうした方々のお陰で、コンサートを楽しめています。

ありがたい事ですね!

パイプオルガン