つい最近、テレビでクラシックバレエがとてもお上手な小学生の話題を目にしました。

コンクールで賞を獲得し、スカラシップも貰ってるほど、すごいお子さんです。

しかし昨年はポワント(トゥシューズで立つこと)はしていなかった…と、

はて、今って何歳くらいでポワント始めるのかな…?昔は結構低年齢だったらしいが…

バレエは観る専門なのでそんなに詳しくないですが、妙に気になって調べてみました。

そしたらこんな資料が。

 

国際ダンス医学学会の資料→

 

要約文ですし、2009年という一昔前のものですし、

原語でもないのでこれを読んで全て分かった気になってはいけませんが

とても興味深く読みました。

 

気になるポワント開始の年齢は「12歳以上」、

実際は個人差によりその前後の年齢になるのでしょうね。

体の発達について、とても詳しく書かれてました。

ダンスほどではないかもしれませんが

ピアノの演奏にも、骨、関節、筋肉などの発達が影響しています。

負荷のかけ方を間違えてはいけないですね。

ピアノでもバレエでも、大事なのは「準備が整ってから次の段階に進む」という事。

当教室で言えば、そのための導入レッスンですし、教材選びでもあります。

必要に応じてダルクローズのリトミックも取り入れます。

個性に合わせるのがすごく大事!

また、その他に私が共感した内容の一つは

バレエダンサーになる訓練を受けている子供と、そうじゃない子供は分けて考えるべきという部分。

 

…そうなんですよね。どんな分野も。

取り組む目的は、そして取り組み方は人それぞれなんです。

一人一人の可能性を伸ばしてあげたいのは大前提ですが

生徒さんが何を求めて教室に習いに来ているのか、

どうなりたくて日々練習しているのか、

そこを見失っては身体にも、心にも、怪我をさせてしまいます。

考えさせられる部分でした。

トゥシューズはいつから履かせるか…という問題から考えてみた