陽だまりピアノ教室の発表会も終わり、
今は世田谷区のリトミックピアノ教室の発表会準備に追われています。
このリトミック音楽教室は30年以上の歴史があり、
未就学児から小学6年生までグループレッスンでダルクローズ・リトミックを経験できます。
実際には、なかなか6年生までリトミックを続ける生徒は少ないのですが…
今年度は4年生がリトミッククラスの最高学年です。
5年ほど前には、私も6年生を担当して、とても教え甲斐を感じました。
最近友人に「大きい子はリトミックでどんな事をレッスンするの?」と聞かれ
「大人と同じような内容だよ。複雑なリズムや拍子、和声、曲の構成、楽曲分析…」
と答えると驚いた様子で
「え?そういうのを、身体を動かしながらレッスンするの?」と。
そうです。
音楽を一つ一つの要素に細分化して、
音楽に乗せて身体で表現し、声で歌い、楽器などで演奏して、学んでいくのです。
教える側が「音楽の根本は何か、、」を常に考えていないと、出来ないレッスンなのです。
ダルクローズ・リトミックは元々音楽学校の学生に向けて考案されたメソッド、
そもそもが専門家向けなんです。
それをものすごく噛み砕いて、楽しさを加えながら
小さなお子さんや音楽初心者、高齢者に経験してもらうわけなんです。
レッスンを計画している時、実際にレッスンしている時、
「私は本当に今やっていることの『音楽的意味』が分かっているのだろうか…」と
いつも自問自答しています。
リトミックの発表会も、コロナ禍の影響を受けて
ここ何年かは思うような発表ができず、もどかしさがありました。
今年度からは本来の形に戻るかなと思って、気合を入れて準備中です。
2クラス同合で、日本の昔話に着想を得て作り上げる演目、
お芝居ではなくあくまでも音楽発表です。
どうすればお客様に伝わるのか、どうすれば生徒さん達が楽しく舞台上で動けるのか…
悩みは尽きませんが頑張ります!