いつ終わるかとうんざりしていた何ヶ月にも及ぶ猛暑日…
昨日でとうとう打ち止めでしょうか、今日は久々に冷房を止めることができました。
暑いのに日照時間だけは短く、秋になっていく…という歪な日々でしたが、
庭の杜鵑草が花を咲かせるのを見て、季節が進んだのを感じました。
暑さから脱却したところで、夏の思い出を少し記します。
7月の入院、8月の友人との別れで、少々心身ともに弱っていましたが、
ずっと前から計画していたこの旅行のために、調子を整えました。
船で北海道へ!
フェリー船「さんふらわあ号」です。
電車とバスと乗り継いで、大洗港から出港しました。
飛行機ですと羽田から新千歳まで2時間もかかりません。
でも今回敢えて17〜18時間かけて大洗から苫小牧へ旅をする船を選びました(^^)
「船で移動する過程」や、そもそも「時間をかけて旅をする」ことを楽しみたかったのです♪
船は当然揺れますので、出港した晩は酔い止めを服用、でも徐々に慣れていって夜が明けてからは薬は必要なくなりました。
少しずつ変わっていく景色。
夜が明けて輝く世界。
ゆっくり近づいていく陸地。
美しい景色も、動くホテルのような快適な船内も十分楽しみました。
早くて効率的なものが最善とは限りませんね。
ゆっくり時間をかけて、変化を楽しむのはとてつもなく贅沢な時間でした。
音楽を学ぶのも、教えるのも、何か似ているなと。
ゴールに着くまでに色々なルートがある。万人に最適なルートなどない。
スピーディーさも大切だけど、時間をかけて、成長の過程をゆっくり噛み締めるのもまた素敵なこと☆
そんな北海道旅行の、ゆっくりしたスタートでした。
夏の思い出 時間をかける贅沢さ