師走となりました。

私も「師」つまり先生の端くれ、文字通り急ピッチで走りながら色々進めています💨

 

さて、当教室のおさらい会「ミニコンサート」まで1週間を切りました🎹

今回は参加者8名、ハンドベルの曲をどうしようかとだいぶ悩んだのですが🔔

考えた末、日本の唱歌「故郷」にしました。

この曲を知っていたのは…なんと8人中2名のみ😱

残りの6名は初めて知ったそうです…

まあでも、なんとなく予想はしていました。

故郷に限らず、日本の唱歌を今のお子さん達は驚くほど知らなくて…

次の世代に残していきたい名曲、知ってもらいたい気持ちを込めて選曲しました。

この曲が作られたのは大正時代、今からだいたい110年ほど前です。

作曲者の岡野貞一作品の一つである「春の小川」もハンドベル合奏曲として選曲したことがありますが、

この時代の曲には日本の土着的な民謡の影響を受けた優しいメロディー、

そして美しい日本語による、美しい自然の描写や日本人としての矜持、

そうしたものが表現されています。

こうした唱歌や童謡を伝えていくことも、私の使命なのかなと思っています☺️

世界的ピアニストのアンドラーシュ・シフ氏が

今年の秋に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した際

インタビューで日本文化に対する危惧を語っていました。

「自国の民謡や音楽を知らないというのはとても深刻な状態だと思います。」

「音楽や踊りはその国独自の文化を作り上げているのです。」と。

インタビューはこちら→「ぶらあぼ」の記事

これには本当に同意します。

そして、その深刻な状態を打破する役目は、私のような教える立場の人間にあるのかなと。

 

約1ヶ月の練習で、生徒さんたちはすっかり「故郷」を覚えて口ずさむようになり、とても嬉しいです😃

親御さんのご協力のおかげでもあります。ありがとうございます😊

 

ミニコンサートハンドベル演奏、素敵なものになりますように🔔✨

ハンドベルの曲「故郷」に込めた思い