今日は久しぶりのオフ(^-^)
久しぶりに庭の手入れをしました。
おしゃれなイングリッシュガーデンとはかけ離れた、殺風景な我が家の庭…(汗)
なんとかしなきゃなあ〜と思いつつ雑草を抜いていると…
あれ?何だか今までより抜きやすい!?
何が違うんだろう??
…そうか、土がフカフカで柔らかいから抜きやすいんだ。
土に手を触れてみると、確実に今までより土の質が良くなっています。
この家に越してきてから3回目の春を迎え、やっとここまできたか〜と感慨深く思いました。
この家に引っ越してきたのは暑い真夏でした。
最も草の繁やすい季節に数週間空き家だったため、
また引っ越してしばらくは忙しさのあまり全く手入れできなかったため、
当時庭は荒れ放題でした(涙)
庭をどうするか、色々な案がありました。
高い費用をかけて造園業者に理想の庭を手っ取り早く作ってもらう、
土の部分を全部コンクリートで埋めて鉢植えを並べる、等…
でも結局は、ゆっくり無理をせず時間をかけて、自分たちの手で庭を作っていくことにしました。
まず庭の植物を知ることから始まりました。
元々あった楓や萩の管理の仕方を調べ、
また雑草に埋もれて小さくなっていた山椒も発見しました。
赤紫蘇が大量に生えるのを目の当たりにしてびっくりしました。
雑草をある程度とると、今度は土が石だらけでジメジメしていて弾力がない、など、色々な問題もわかってきました。
そんなに庭の手入れに時間を取れないので、本当に少しずつ、石や雑草を取り去り、土を改良し、
これまた少しずつ、新しい植物を植えてみて、
これはよく育った!とか、これは合わなかったか〜とか、とにかく試して…
今我が家の庭はとても地味です(^_^;
少しのハーブと、庭木、小さなお花。
ぱっと見て、「すごい!」と言えるような成果は見えません。
でも一番大事な土は、こんなに良くなっていた!
何かを作り上げていくのは時間がかかる。
現状を把握し、今ある資源や、抱えている問題を明確にし、一つ一つ作業を進めて積み上げていく。
目に見えた成果は簡単には出せない。
だけど手をかけた分、必ずどこかは良くなっているから、
だから諦めずにまた少しずつ良くしていく、積み上げていく。
音楽も、生活全般も、大げさだけど人生も、そういうものなのでしょうね。
最近妙に気持ちが焦っていました。
やりたい事、すべき事、全て今やってしまわないといけない、
そんな切羽詰まった気持ちが常にありました。
でも自分に出来ることは限られている、
現実を直視して、出来る範囲でやっていかないと破綻する、
そんな事を、尊敬する方に指摘されました。
自分がいつまでも健康でいられるとは限らない。
誰にでも寿命があり、それがいつなのかは誰にもわからない。
だからのんびりしすぎてもいけない。
でも焦りすぎてもいけない。
バランスが大事 、最近の私はバランスが崩れていたのだなと反省しました。
私の好きな言葉、「庭は神様に一番近い場所」(ベニシア・スタンリー・スミスさんの言葉)。
目に見えない大きな力が、庭を通して、行き詰まっていた私を戒め、励ましてくれたような気がしました。