世田谷区のリトミック音楽教室の生徒さん達に聴かせるために

今取り組んでいる曲。

エルガーの「愛の挨拶」です。

何度も弾いていますし、易しめの曲に分類されると思いますが

その割に満足な演奏が出来たことがない…(汗)

なぜか手強い曲なんですよね…

 

慌ただしい学期末、

しかも発表会前で色々立て込んでいるバタバタした空気を和ませたく、選びました。

 

レパートリーをさらい直すときはその時々で課題を持って取り組むのですが

今回はピアノ、ピアニッシモの響きをもっと練りたいと思っています。

そう思っていたら、最近参考になるような色々な言葉に出会えて嬉しいです♪

ピアノの先生お馴染みのムジカノーヴァ今月号、

その中にピアニストの西本夏生さんのインタビュー記事が(インタビュアーは山本美芽先生です)。

ピアニッシモの難しさに言及なさっていて、

身体のコントロールについて参考になることが書いてありました。

また、最近知ったラジオ番組の公式SNSを読んでいて、

オペラ歌手の林康子さんが、マリア・カラスからピアノの歌い方についての助言を貰ったと書いてありました。

ピアノ、ピアニッシモは演奏する上で永遠の課題なのかもしれません…

私なりにここ数日試行錯誤してみて、

まずは丹田に意識を持って、体幹をしっかりさせて、お腹で上半身を支えて弾くのが良いなと感じます。

綺麗なピアノ、ピアニッシモが出しやすいです。

って言うと、なんだか声楽の話みたいですね(^^;

でも結局、歌だろうがピアノだろうが基本は同じなのかなと思います。

 

あと自分の経験から…

以前病院で歌うボランティアをした時、

会場は天井の低い狭めの部屋、

自分と一番近いお客さんとの距離は1メートルもないくらい近い、

しかも皆さんおやつタイム中、

これは大声で歌ってはいけない!

sotto voce(ソット ヴォーチェ)で歌わないと!

と思って歌ったら…

小さくて優しい声で歌えたんです。

目の前のお客さんのため!という使命感がそうさせたのかなと思います。

人間「自分のため」にやることは限界があります。

「誰かのため」の方が、限界を超えた底力が出せたりしますよね。

ピアノに限りませんがね。

 

愛の挨拶、今は弾きながら亡くなったナッツとの幸せな日々を思い出しています。

愛情込めて、生徒さんの前で弾けたらいいなと思っています。

綺麗なピアニッシモで!

ピアニッシモは丹田に意識を持って…(ピアノ演奏の話です)
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