先日、電車移動中に楽しい本を読みました。
小原孝さんの著書『楽しいピアノ基礎レッスン』です。
18の楽曲を取り上げ、基礎練習から応用まで、やさしい語り口で書いてありました。
冒頭の数曲はブルグミュラーの『25の練習曲』と『18の練習曲』の中からでした。
以前にも触れましたが、私ブルグミュラーは子供の頃弾いてなくて…
ロマン派の基礎はブルグミュラーではなくシューマンとチャコフスキーで学びました。
なのでブルグミュラーとの出会いはピアノを教え始めてからなんです。
幸いブルグミュラーに関しては世の中に情報が多く、指導に役立つ解釈などを本や雑誌で学ぶことが容易でした。
最初は正直、少し退屈に思えたブルグミュラーの練習曲…
しかし研究するにつれてその面白さや美しさにのめり込みました。
今回読んだ著書にはなんと小原さん演奏のCDがついていて、
小原さんの弾くブルグミュラーなんと芸術的なこと…
「パストラル(牧歌)」の冒頭の右手のソロがこの上ない滑らかさと歌心で、うっとりしました。
ショパンなどの聴き馴染みのある名曲、サティなどの現代曲、最後は小原さんの自作の曲まで
折に触れて読んで、参考にしたいと思います。
また巻末の「Q &A」コーナーはとても考えさせられることばかりで、
ピアノ練習に関する事を、自分でももっともっとよく考えて、
自分なりの答えを見つけていこうと思いました。
小原さんのラジオ番組も興味が湧いてきて、iPhoneに NHKラジオのアプリを入れました♪
「弾き語りフォーユー」まずは聞き逃し配信から聴いてみます!
『楽しいピアノ基礎レッスン』芸術的なブルグミュラー